便の表面に血がついたら要注意!痔か大腸がんか医師が教える見分け方

便の表面に血がついたら要注意!痔か大腸がんか医師が教える見分け方

便の表面に血がついたら要注意!痔か大腸がんか医師が教える見分け方の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

Q1:トイレットペーパーに血がつくだけで便自体には混ざっていない場合も受診は必要ですか?
A1:はい、受診を強く推奨します。ペーパーに付着する出血は肛門の切れ痔や内痔核が頻因ですが、肛門のすぐ奥にある直腸がんの出血が排便時に付着しているケースも存在します。数日経っても出血が続く場合や繰り返す場合は、自己判断せず医療機関で診察を受けてください。

Q2:便の表面に赤い血がついているのに全く痛くありません。何が考えられますか?
A2:痛みを伴わない鮮血の原因としては、直腸粘膜側にできる「いぼ痔(内痔核)」のほか、「大腸ポリープ」や「直腸がん」が挙げられます。大腸の粘膜には痛みを感じる神経がないため、悪性腫瘍であっても出血時に痛みは生じません。「痛くないから安心」ではなく「痛くないからこそ内視鏡検査が必要」と認識してください。

Q3:大腸内視鏡検査は痛くて苦しいと聞いて怖いです。
A3:近年の内視鏡検査は技術と機器が大幅に進歩しています。鎮静剤(静脈麻酔)を使用するクリニックを選べば、ほとんど眠っているようなリラックス状態で痛みを感じることなく検査を終えられます。また、炭酸ガス(CO2)送気を使用することで、検査後のお腹の張りも大幅に軽減されています。

Q4:20代や30代の若年層でも大腸がんの可能性はあるのでしょうか?
A4:大腸がんは50代以降で急増しますが、20代〜30代での発症例もゼロではありません。若年層の血便では切れ痔や内痔核、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患が多く見られますが、家族性大腸腺腫症などの遺伝的要因による若年性がんのリスクもあります。若いからといって放置せず、出血が続く場合は必ず消化器内科を受診してください。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。