導線を幾重にも巻いたコイル(ソレノイド)に電流を流す場合、先ほどの手の形を「逆」に割り当てるテクニックが極めて有効です。1本1本の導線に右ねじの法則を適用して足し合わせるよりも、圧倒的に早く正確にソレノイドの電流の向きと内部磁界を特定できます。
【コイル・ソレノイドにおける手の形のコツ】
・4本の指の向き:コイルの導線をらせん状に流れる「電流の向き」に沿って包み込む
・立てた親指の向き:コイルの内部を貫く「磁界の向き(=そのままN極の向き)」
円筒の芯に対して電流が手前から奥へ巻き込まれているなら、右手4本の指を手前から奥へ倒すように握ります。その際、自然と左または右を指す親指の先が、磁力線が吹き出す「N極」になります。この「親指=磁界(N極)」という変換ルールさえ確立しておけば、コイルの磁界を問う記述問題で迷う余地はなくなります。