片岡鶴太郎の1日は、一般的な社会生活の概念を完全に覆す時間軸で動いています。夜間に活動するのではなく、「深夜に起床して数時間かけて心身を整え、太陽とともに社会活動を開始する」という古代の修行僧さながらのサイクルです。
基本的な就寝時間は夕方17時〜18時であり、起床時間は深夜22時〜23時頃に設定されています。そこから仕事先へ出発するまでに、およそ5〜6時間にわたる極めて緻密な朝のシークエンスが実行されます。
その朝ルーティンの中心を成すのが、以下の厳格な行法です。
- 浄化法(シャットカルマ):鼻腔を塩水で洗う「ネティ」や、体内を清める呼吸法を行う。
- ナウリ(腹筋運動・内臓マッサージ):腹直筋を縦に浮き上がらせ、左右に波打つように回転させる高度な行法。腹腔内の圧力を変化させ、内臓諸器官を活性化させる。
- アーサナ(ポーズ)と瞑想:約2時間から3時間を費やし、全身の柔軟性と骨格の整合性を極限まで高める。
- 1日1食の朝食:彩り豊かな季節の野菜、豆類、果物、玄米などを中心とした約30品目におよぶメニューを、一口につき100回以上噛み、約2時間かけて摂取する。
食事メニューは自ら調達・調理した無添加の食材が基本で、肉や過度な油分を避け、素材の生命力をそのまま取り込むマクロビオティックやアーユルヴェーダの思想が反映されています。食事を終え、発声を整え、身支度を終えた頃にようやく夜が明け、仕事現場へと向かう生活を10年以上にわたり一日も欠かさず継続しています。