いざ半音下げに挑戦しようとした際、多くのビギナーが「どの弦を何の音に合わせればいいのか分からない」という壁にぶつかります。ここでは、標準的な音名表記と、機材別の具体的な合わせ方を整理します。
まずは各弦の目標音となる半音下げ音名表記一覧を確認しましょう。レギュラーチューニング(6弦からE-A-D-G-B-E)のすべての音を「半音(♭)」低く設定します。
- 6弦: E♭(D#)※ミのフラット/レのシャープ
- 5弦: A♭(G#)※ラのフラット/ソのシャープ
- 4弦: D♭(C#)※レのフラット/ドのシャープ
- 3弦: G♭(F#)※ソのフラット/ファのシャープ
- 2弦: B♭(A#)※シのフラット/ラのシャープ
- 1弦: E♭(D#)※ミのフラット/レのシャープ
チューナーやアプリの表示によって「♭(フラット)」表記の場合と「#(シャープ)」表記の場合がありますが、異名同音(音の高さ自体は同一)ですのでどちらで合わせても問題ありません。
クリップチューナーでの合わせ方(2つの方法)
一般的なクリップ式チューナーを使用する場合、以下のいずれかのモードで合わせるのが最もスムーズです。
- 半音下げチューナー設定フラット(♭ボタン機能):
チューナー本体にある「♭」または「b」ボタンを1回押すと、画面上に「♭」アイコンが1つ点灯します。この状態にしておけば、画面上はレギュラーと同じ「6E、5A、4D、3G、2B、1E」と表示された状態で半音下げのピッチに誘導してくれます。視覚的に非常に分かりやすい方法です。 - クロマチックモード(全音階測定):
チューナーのモードを「CHROMATIC(クロマチック)」に切り替えます。ペグを緩めながら、6弦から順に「D#(E♭)」「G#(A♭)」「C#(D♭)」「F#(G♭)」「A#(B♭)」「D#(E♭)」と表示されるポイントに合わせていきます。
スマホアプリを活用した調律
近年主流となっているギターチューニングアプリ半音下げ対応の代表例として「GuitarTuna」や「Boss Tuner」などがあります。無料プランでも「半音下げ(Half-step Down / E♭ standard)」のプリセットを選択するか、クロマチックモードを有効にすることで、マイク収音による高精度な半音下げチューニングが即座に行えます。