かつては「〇〇市〇〇町 氏名」と住所氏名をすべて明記するのが一般的でした。しかし、SNSの普及とスマートフォンカメラの高画質化に伴い、境内に並ぶ他人の絵馬を無断撮影してネット上に晒すトラブルが問題視されています。
現代における絵馬名前どこまで書くべきかという問いに対しては、神職や防犯関係者からも「特定されすぎない配慮」が推奨されています。神様は名頭や住所をすべて書かずとも個人の心願を見通されると解釈されるため、以下のような表記で十分にご利益を得られます。
- 都道府県名 + 名字のみ(例:東京都 佐藤)
- イニシャル表記(例:K.T.)
- 名前のみ(例:翔太)
また、全国の主要神社では絵馬個人情報保護シールの導入が急速に進んでいます。絵馬に願い事と氏名を記入した上から専用の目隠しシールを貼り付ける仕組みで、奉納者以外の第三者から個人情報を遮断できます。このシールはお焚き上げの際にも神職の手によってそのまま適切に供養されるため、神仏への敬意とプライバシー保護を両立させる手段として定着しています。