松本明子の結婚生活を語る上で欠かせないのが、本宮家における義両親との同居生活、そして故郷・香川県高松市にある空き家の実家じまいという、誰もが直面する過酷なライフイベントへの向き合い方です。
結婚当初から夫の両親と同居を始めた松本明子は、持ち前の明るさと気遣いで義父母の心を掴みました。義理の親に気兼ねしてストレスを溜め込むケースが多い中、彼女は「同居のおかげで子育てを助けてもらえた」と感謝の言葉を公言し、晩年には介護にも奔走しました。家族を丸ごと包み込む彼女の姿勢を、夫の本宮泰風も深く信頼し、陰ながら支え続けたのです。
また、松本明子が直面した最大の実務的試練が、両親が他界した後に残された香川の実家問題でした。空き家となってからの約25年間、維持費や固定資産税、修繕費として累計約1800万円を負担。最終的に更地にして売却するまでの苦闘を自著で赤裸々に明かしていますが、この精神的重圧に寄り添い、背中を押し続けたのも夫の本宮泰風でした。