新ジェットコースターの道とは?本家との違いと就実の丘の絶景を完全検証

新ジェットコースターの道とは?本家との違いと就実の丘の絶景を完全検証

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ネット上の旅行ブログや動画共有プラットフォームでは、単に「映える絶景ロード」として無邪気に紹介されがちですが、そこには観光客が見落としがちな重大な盲点とリスクが存在します。

第1の誤解は、ここが「観光用に整備されたテーマパーク道路」であるという錯覚です。現場は100%現役の「農業生産基盤」であり、地元農家の方々がトラクターや大型コンバインを日常的に運行させています。本家・上富良野の西11号線に比べて道幅が狭く、路肩に無断駐車して撮影に興じる行為は、農耕車の往来を完全に塞ぐ極めて危険な迷惑行為です。見通しの利かない坂の頂上付近での停車は、後続車による追突事故を誘発する致命的なリスクを孕んでいます。

第2の盲点は、季節による路面条件の激変です。路面が凍結する11月中旬から翌年4月にかけては、急激なアップダウンがそのまま「スリップ多発地帯」へと変貌します。除雪体制は幹線道路ほど手厚くなく、丘陵地特有の強風による地吹雪や吹きだまり(吹き溜まりによるスタック)が発生しやすいため、冬期間の観光目的の進入は重大な遭難事故に直結します。

また、美しい景観に目を奪われて農地(畑)の土足侵入を行うトラブルが後を絶ちません。美瑛・旭川地域の畑は、靴底に付着した病原菌や害虫によって数千万円規模の農作物被害が出る恐れがあります。「アスファルトの外には一歩も足を踏み入れない」という鉄則を遵守しなければ、将来的に道路自体の一般車両通行規制へと発展しかねない深刻なフェーズを迎えています。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。