ドラッグストアで手軽に購入できる代表的な鎮痛薬「ロキソニンS」をはじめとするロキソプロフェン製剤。そのパッケージや添付文書を開くと、用法・用量の欄にははっきりと「15歳未満:服用しないでください」と記載されています。
ここで多くの保護者が直面するのが、「中学生と高校生の境界線」です。例えば、中学3年生で身長175cm・体重65kgという大人顔負けの体格を持つ子供であっても、満15歳の誕生日を迎えるまでは市販のロキソニンを飲むことはできません。ロキソニンSの添付文書にある年齢制限は体格基準ではなく、身体の内分泌系・代謝酵素・免疫機能の発達段階に基づいた厳格な月齢・年齢区分です。
高校生(15歳以上)になって初めて、大人と同じ1回1錠(ロキソプロフェンナトリウム水和物として68.1mg)の服用が法的に認められます。同じ15歳であっても、早生まれの中学3年生(14歳)は不可、誕生日を迎えて満15歳に達していれば服用可能という厳格な線引きがなされています。学年ではなく「満年齢」が唯一の判断基準となる点を正確に把握しておく必要があります。