逆効果であること以上に問題なのが、ハイターの主成分である「次亜塩素酸ナトリウム」が持つ強い腐食性と毒性です。野外への散布は、動物虐待につながるリスクだけでなく、住環境そのものを損ないます。
ハイターを撒いた地面を野良猫が歩くと、強アルカリ性の成分によって肉球が化学火傷を起こしてただれます。さらに猫は足裏についた異物を舐め取る習性(グルーミング)があるため、高濃度の薬剤を直接体内に取り込んでしまいます。
経口摂取した猫には、以下のような急性の中毒症状が現れ、命を落とす危険すらあります。
- 口腔内や食道の激しい粘膜びらん・潰瘍
- 激しい嘔吐、下痢、過剰なよだれ
- 呼吸困難や急性胃不全麻痺
また、住宅環境へのダメージも見逃せません。キッチンハイターを庭土に撒くと、土壌中の有用な微生物が死滅して土が死に、周囲の庭木や草花が根腐れを起こして枯死します。コンクリートや外壁を変色・劣化させる原因にもなるため、屋外での安易な散布は絶対に避けるべきです。