鏡を見た際、毛根の根元にこびりついた大きなフケの塊を見つけると、つい指先や爪で無理に剥がしたくなる衝動に駆られるかもしれません。しかし、フケの塊を無理やり引き剥がす行為は絶対に避けるべきです。
こびりついた塊は、壊れた角質と滲出液、皮脂が混ざり合って固まったもの。無理に剥がすと角化途中の未熟な表皮まで一緒にめくれ上がり、患部から浸出液(ジュクジュクした液体)がにじみ出て細菌感染を併発する恐れがあります。さらに、毛根部に強い物理的ダメージが加わることで、一時的な抜け毛(休止期脱毛や瘢痕性変化)を引き起こす危険性も高まります。
塊が気になるときは入浴時にぬるま湯で数分間しっかり頭皮を湿らせ、ふやかした状態で薬用シャンプーの泡を包み込むように乗せ、指の腹で優しく撫でるように洗い流すのが鉄則です。一度で取り切ろうとせず、日々のケアの中で自然に剥離するのを待つ姿勢が患部の修復を早めます。