一口に「めまい」といっても、その症状の現れ方によって原因となる部位や疾患はまったく異なります。体が宙に浮くような、あるいは船や雲の上に立っているようなふわふわするめまいは、医学的に「浮遊性めまい」に分類されます。
天井や周囲の風景がぐるぐると激しく回転する「回転性めまい」は主に内耳(三半規管や耳石器)の急激な異常で起こるのに対し、浮遊感はより広範な身体のバランス調整機能のズレによって引き起こされます。また、急に立ち上がった際に目の前が暗くなる「立ちくらみ(眼前暗黒感)」は一時的な脳血流の低下や貧血が主な要因であり、持続的にふわふわとした感覚が続く浮遊感とはメカニズムが明確に区別されます。