X(旧Twitter)やInstagram、TikTokなどのSNS上では、推し活手作りぷっくりシールのハッシュタグとともに膨大な作品が投稿され続けています。公式グッズとして販売されているフレークシールやブロマイド写真を切り抜き、立体的なスマートフォン用ステッカーや硬質トレカケースのデコレーション素材へと昇華させる工夫が熱狂的に支持されています。
SNSネットの反応評判を丹念に分析すると、利用者の生々しい声が浮かび上がってきます。
「公式グッズのシールはもったいなくて使えないけれど、カラーコピーしてボンドでぷっくり化させれば、スマホケースに挟んで毎日持ち歩ける。自分だけの立体グッズになるのが最高」(20代・女性アイドルファン)
「UVレジンの臭いと手荒れが怖くて諦めていたが、普通のボンドでここまでツヤツヤの立体感が出るとは思わなかった。材料費がほぼタダ同然なのも助かる」(10代・学生)
「最初は欲張ってボンドを出しすぎて3日経っても真ん中が真っ白で大失敗した。薄く2回塗るやり方に変えたら、売り物レベルのクリア感になって感動した」(30代・手帳デコ愛好家)
心理学および消費行動の視点から見ると、この手作りブームは単なる「安上がりな節約術」にとどまりません。既製品をそのまま消費する受動的な推し活から脱却し、自分の手で加工・昇華させるプロセスを通じて推しへの愛着を物質化する「自己効力感の充足」が深く関係しています。デジタルな画像データをフィジカルで触覚的な立体物へと変換する行為が、現代のファン心理に強い満足感を与えていると言えます。