富士山スカイライン(静岡県道152号)は、御殿場方面や富士宮方面から水ヶ塚公園へと至る主要アクセス路ですが、厳冬期から春先(11月中旬〜4月下旬)にかけては極めてシビアな冬道環境へと変貌します。路面温度が低下する夜間から早朝はもちろんのこと、日中に一度溶けた雪が夕刻の冷え込みで再凍結する現象が多発し、スリップによる立ち往生事故が後を絶ちません。
静岡県富士土木事務所や静岡県警察は、降雪や著しい凍結が認められた場合、速やかに「チェーン規制(滑り止め装置装着規制)」や「冬用タイヤ規制」を発令します。さらに危険と判断された場合は、水ヶ塚公園から富士宮口五合目へと続く富士山スカイライン登山区間が即座に冬期通行止めとなるだけでなく、水ヶ塚に至る本線区間そのものが全面通行止めとなる措置が取られます。
現地取材班が確認した過去のトラブル事例でも、「御殿場IC付近は乾いたアスファルトだったため油断していたら、標高1,000mを越えた篠沢付近から突然の完全凍結路面に変わり、スピンして側溝に脱落した」というドライバーの証言が複数記録されています。ライブカメラの路面が白く見えなくとも、日陰となるカーブ区間や橋梁部は凍結しているケースが極めて多いため、水ヶ塚の路面凍結とチェーン規制情報が出ている場合は、迷わずスタッドレスタイヤの装着と金属チェーン等の滑り止め携行を徹底しなければなりません。