手続きを迅速に進めるためには、どのような証拠が必要かを事前に把握しておくことが助けになります。以下に、一般的なB型肝炎訴訟の必要書類一覧を整理しました。
【基本書類】
・原告本人の戸籍謄本(および除籍謄本、改製原戸籍)
・住民票(世帯全員記載)
・本人の血液検査結果(HBs抗原、HBe抗原・抗体、HBc抗体など)
【一次感染の証明書類】
・母子手帳、予防接種台帳、接種痕の診断書など
・母親の血液検査結果(母子感染を否定するため。母親死亡時は年長兄弟の検査結果など)
・集団予防接種等以外の感染原因がないことを示すカルテ・同意書
【病態を証明する書類】
・診断書(所定様式による主治医記載のもの)
・病理組織検査結果、肝生検結果、画像検査報告書(エコー・CT・MRIなど)
・過去の入院・通院カルテ(保存されている範囲)
提訴から給付金受け取りまでの期間は、証拠書類の揃い具合や裁判所の混雑状況によって異なりますが、提訴から概ね1年〜1年半程度が標準的な目安です。裁判所が国(法務省・厚生労働省)の担当官と証拠を精査し、要件を満たしていると確認されれば「和解」が成立。その後、社会保険診療報酬支払基金に給付金を請求し、約1〜2ヶ月で指定口座に現金が振り込まれます。