「はにゃ?」というフレーズの起源を辿ると、時代を隔てた2つの明確な源流に行き着きます。若者世代にとってはインフルエンサー発のネットスラングであり、親世代にとっては懐かしいテレビ番組のキャラクターの口癖という、二重構造の歴史を持っています。
歴史的なオリジナルは、1983年から1989年にかけてNHK教育テレビ(現・Eテレ)で放送された幼児向け番組『おーい!はに丸』です。主人公である埴輪(はにわ)の少年「はに丸」(声優:田中真弓)が、言葉の意味が分からなかったり不思議な出来事に遭遇したりした際に、首をかしげながら「はにゃ?」と発声していたのが最初の由来となります。
この懐かしのフレーズを令和のデジタル空間で大復活させたのが、モデルでYouTuberのkemio(けみお)です。自身のYouTube動画内で、ハプニング時や自虐的なトークの合間に「はにゃ?」を口癖のように連発したことから、視聴者であるティーン層を中心に急速に拡散。「JC・JK流行語大賞2026」のコトバ部門で1位を獲得するなど、女子高生を中心とした若者言葉の代表格として社会現象にまで発展しました。