「以前買った500mlの水は入ったのに、別のお茶を入れたらドアポケットに引っかかる」という現象には明確な構造的理由があります。最大の要因は、中身の性質に応じた炭酸用ペットボトル形状の違いと、近年の容量増加トレンドです。
炭酸飲料用のボトルは、内部からかかる高いガス圧に耐えるため、胴体が真円の円筒形で作られています。さらに底面には「ペタロイド(花びら)形状」と呼ばれる5本脚の突起が設けられており、これが全体の高さを押し上げる要因になります。一方、非炭酸のお茶や水は四角形や六角形に成形しやすく、底面をフラットにできるため、同じ容量でも全高を低く抑えられます。
また、昨今の飲料市場では「お得感」や「熱中症対策」を背景に、従来の500mlから600mlペットボトル規格(場合によっては650ml〜680ml)へのシフトが定着しました。わずか100ml前後の増量であっても、高さは1〜2cm、ペットボトル直径寸法も数ミリ太くなるため、従来の収納スペースに入らなくなるケースが多発しています。