事件の発端は2019年9月21日午後3時40分頃でした。山梨県道志村の「椿荘オートキャンプ場」に子育てサークルの仲間7家族(大人・子ども計27人)で訪れていた小倉美咲さん(当時7歳)は、先におやつを食べ終えて遊びに行った他の子どもたちを1人で追いかけました。しかし、わずか20分後の午後4時頃、保護者が迎えに行った際には姿が見当たらず、周囲を探しても見つからなかったため、午後6時前に警察へ通報が入りました。
直後から山梨県警、消防、自衛隊に加え、全国から駆けつけた延べ約1,700人規模の捜索隊と多数の民間ボランティアが投入されました。東西約15キロにわたる山林や沢、空き家、側溝に至るまで徹底した捜索活動が展開されたものの、何の手がかりも得られないまま同年10月6日に大規模捜索は打ち切られました。
事態が急展開を迎えたのは発生から約2年7ヶ月が経過した2026年4月23日です。キャンプ場から約600メートル東に位置する枯れ沢(椿沢周辺)を探索していたボランティア男性が、土の中に埋もれていた人の頭蓋骨の一部を発見しました。山梨県警による再捜索の結果、付近から美咲さんが当時着用していたエメラルドグリーンのスニーカー(ニューバランス製20.0cm)、黒の長袖シャツ、ジーンズ、肩掛けバッグ、そして複数の人骨片が次々と発見されました。
警察庁科学警察研究所によるDNA型鑑定の結果、2026年5月14日に人骨のDNA型が美咲さんのものと一致したと発表され、失踪から966日目にして本人の死亡が法的に確定しました。