府中西高校の受験を検討するにあたり、まず把握すべきは客観的な学力指標と選抜基準です。大手進学指導機関(Vもぎ・Wもぎ等)の公開データによると、同校の偏差値は49〜51のレンジに位置しています。多摩エリアの都立普通科としては極めてバランスの取れた中堅水準であり、基礎学力を着実に積み上げてきた層が密集する激戦ゾーンとなっています。
入試選考は、調査書点(内申点)300点、学力検査点(当日5教科)700点、さらに中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の20点を加えた1020点満点の総合得点で合否が判定されます。男女合同定員の定着に伴い、性別による有利不利は完全に撤廃されました。
一般入試における合格ボーダーラインの目安として、基準となる換算内申は男子41〜44、女子44〜46(65点満点)が安全圏の目安です。9教科の通知表(素内申)に換算すると、基本オール3のなかに4が2〜4個含まれる成績帯が標準的な受検者層となります。総合得点ベースの合格ラインは620点〜645点付近に設定されており、当日の入試本番で各教科60点前後を確実に得点できる得点力が求められます。
一方、高倍率になりやすい推薦入試では、調査書点に加えて個人面接や作文(小論文)が課されます。推薦枠の倍率は例年2.5倍〜3.5倍の高水準で推移しており、素内申でオール3台半ば以上の地力と、明確な志望動機や自己表現力が合否の分かれ目となります。