Thank You筆記体をおしゃれに書くコツ|書き順からアレンジまで徹底解説

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「見よう見まねで書いてみたものの、どうしても素人感が出てしまう」という悩みを持つ人は少なくありません。手書きメッセージカードを作成した経験のある男女へのヒアリングや、文具専門店のワークショップ現場で集められたリアルな声から、初心者が陥りがちな「3大失敗要因」が浮き彫りになっています。

参加者の失敗事例として最も多く挙げられるのが、「文字間隔(スペーシング)の不揃い」です。「Th」の間はやたらと詰まっているのに、「ank」が異常に広がってしまい、単語としての一体感が失われてしまうケースです。文字そのものの形よりも、文字と文字の間の「余白の面積」を均等に見せることの方が、人間の視覚認知においてはるかに重要であることがデザイン心理学の観点からも証明されています。

次に多いのが「ペンの選定ミス」です。一般的な油性ボールペンは摩擦係数が低くペン先が滑りやすいため、筆記体の細かいカーブを制御するのが極めて困難です。現場の講師陣が推奨しているのは、適度な摩擦感とインクフローを持つ「ゲルインクボールペン(0.5mm〜0.7mm)」、あるいはペン先にコシがある「筆ペン(細字タイプ)」です。道具を適切に変えるだけで、線のブレは劇的に減少します。

さらに、「装飾(フローリッシュ)のやりすぎ」も典型的な落とし穴です。文字を華やかに見せようとして「T」の頭や「y」のループを過剰に大きく長く伸ばした結果、メッセージカードの枠からはみ出したり、隣の文章と重なって可読性を損ねてしまうケースが後を絶ちません。プロのレタリング作家の手記でも、「基本の骨格が美しければ、装飾は全体の1割程度に抑えるのが最も上品に見える」と語られています。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。