ネット上の家事情報やSNSでは「タオルで包んで脱水すれば型崩れしない」「浴室乾燥機なら熱風でもワイヤーは痛まない」といった誤った言説が散見されます。しかし、現場の素材テストに照らし合わせると、これらには重大な落とし穴が存在します。
まず、脱水時間を極端に短くして手絞りで済ませる方法は、かえって生地に残留水分を多く残し、干した瞬間の荷重負荷を最大化させてしまいます。正しくは「目の細かい下着専用ネットに入れ、洗濯機で短時間(約30秒〜1分)きっちり脱水する」ことです。遠心力による脱水は均等に水分を飛ばすため、手でねじり絞るよりもはるかに繊維やワイヤーへの局所的なダメージを低減できます。
また、抗菌スプレーを生乾きのブラジャーに直接吹きかけて臭いを消そうとする試みも逆効果です。界面活性剤やエタノール成分がデリケートなウレタンやレースを劣化させ、肌トラブルの引き金になるリスクがあるため、根本的な「風通しによる短時間乾燥」に勝る対策はありません。