『ココロジョジョル』を語る上で欠かせないのが、原曲であるnobodyknows+の代表曲『ココロオドル』(2004年リリース)の存在です。軽快かつ力強いブレイクビーツに乗せ、個性豊かなMC陣が目まぐるしくマイクをパスしていくパーティーチューンであり、平成のJ-HIPHOPシーンを象徴するミリオンセラーナンバーとして知られています。
一方、題材となった『ジョジョの奇妙な冒険』は、独特のリズムを持つセリフ回し(通称「ジョジョ立ち」「ジョジョ語録」)や緊迫感あふれるスタンドバトルが特徴のバトル漫画の金字塔です。一見するとまったく異なるベクトルの2作品ですが、ネットクリエイターの手によって引き合わされた瞬間、凄まじいシナジーを生み出しました。
原曲が持つ疾走感あふれる譜割りに、荒木飛呂彦氏特有の濁点混じりのセリフや登場人物名、スタンド名が違和感なくパズルのようにハマる現象は、当時のニコニコ動画ユーザーに衝撃を与えました。「言葉のグルーヴ感」という共通項を持っていた両者が交差したことは、ネット動画史における必然の必然であったと評されています。