Q1:回天と航空機による「神風特攻隊」にはどのような違いがありますか?
A1:神風特別攻撃隊は既存の航空機(零戦など)に爆弾を搭載して体当たりを行いましたが、回天は最初から「搭乗員ごと敵に激突する」目的で開発された人間魚雷でした。航空機と異なり水中を潜航するため視界が極めて悪く、一度ハッチを閉めると脱出装置が一切ない点が構造上の決定的な違いです。
Q2:回天の搭乗員は全員が自ら志願したのでしょうか?
A2:形式上は「全軍からの志願」という体裁が取られましたが、当時の軍内部における強い同調圧力や「国を救うための唯一の手段」という教育的背景があり、完全な自由意志による選択とは言えない側面がありました。ただし、志願した若者たちの胸中に「家族や祖国を守りたい」という真摯な思いがあったことも多くの史料から確認されています。
Q3:山口県周南市の大津島回天記念館へは一般人でも見学に行けますか?
A3:見学可能です。JR山陽本線「徳山駅」近くの徳山港から大津島行きの定期フェリー(巡航船)に乗船し、約20〜40分で到着します。島内では回天記念館のほか、トンネルや魚雷発射台跡などの遺構を徒歩で巡ることができます。