血縁の深さを何よりも雄弁に物語るのが、両者の圧倒的な外見と雰囲気の酷似です。切れ長の鋭い目元、立体感のある彫りの深い顔立ち、そして低音で響く重厚な声質。若い頃の杉良太郎が出演していた『遠山の金さん』『右門捕物帖』の映像と、現在の山田純大を見比べた視聴者からは、「骨格から目ヂカラまで瓜二つ」「もはやCGレベルで生き写し」と驚嘆の声が上がっています。
そんな2人の関係性を象徴するのが、芸能界における歴史的な親子共演のエピソードです。特に時代劇ファンの間で語り継がれているのが、国民的ドラマ『水戸黄門』を巡る系譜です。かつて杉良太郎が若き日に「助さん(佐々木助三郎)」を演じて一世を風靡したのに対し、息子の山田純大は第29部から第31部にかけて「格さん(渥美格之進)」役としてレギュラー出演を果たしました。配役こそ異なるものの、同じ作品の看板役を親子二代で務め上げた事実は、日本のテレビドラマ史における快挙と言えます。
撮影関係者の証言によると、共演現場における2人は決して「甘い親子」の顔を見せることはありませんでした。杉良太郎は息子に対して一切の特別扱いを禁じ、一人のプロ俳優として厳しく対峙。純大もまた、大御所俳優としての父に臆することなく真摯に役柄を全うしました。互いを一人の表現者として認め合っているからこそ、画面越しにも伝わる強烈な緊迫感と信頼感が成立しています。