日本をはじめとする海外のファンが犯しやすい最大のミスは、初対面の相手やビジネスの場、あるいは年齢差が大きい相手に「オッパ」を使ってしまう点だ。韓国社会は、丁寧語や敬語の体系が非常に発達した文化圏である。どれほど親しみを感じていたとしても、信頼関係が構築される前にカジュアルな呼称を用いると、不躾で礼儀に欠ける人物だと判断されかねない。
特に、ファンミーティングやSNSのコメント欄でアイドルや俳優に呼びかける際、相手の年齢や自分との実年齢のギャップを無視して使用することは落とし穴となり得る。年下の女性ファンから年上男性への親愛の情としては自然であっても、自分より年下の男性アーティストに対して「オッパ」と呼びかける行為は、現地では違和感をもって受け止められることが多い。相手への敬意を示す文化的なマナーと、正しい文脈の理解が求められる。