毎シーズン、数々のドラマを生み出す「全国高等学校野球選手権大会」(夏の甲子園)と「選抜高等学校野球大会」(春のセンバツ)。球児たちの憧れであるこの大舞台を長年支え続けているのが、競技の総本山である日本高校野球連盟(高野連)だ。
特に夏の大会では、高野連とともに主催者を務める朝日新聞社が、100年以上の歴史に及ぶ運営ノウハウを結集させている。酷暑期における選手の健康管理や熱中症対策、日程の過密化を防ぐ休息日の設定など、時代の変化に応じた競技環境の改善は絶え間なく行われてきた。近年の朝夕二部制導入といった施策も、球児の命とパフォーマンスを守るための大きな決断である。
前年秋の成績を踏まえて選ばれた強豪が激突する春の選抜と、都道府県予選を勝ち抜いた代表校が一発勝負で凌ぎを削る夏の選手権。双方の大会が持つ独自の意味合いと張り詰めた空気感は、主催者たちの細やかな心配りと厳格なルール運営があってこそ成り立っている。