平視(目線の高さ)の階段が描けるようになった段階で立ちはだかるのが、上下のダイナミックなカメラアングルと、円運動が絡む曲線構造です。
アオリと俯瞰における「見え方の変化」
階段アオリ俯瞰描き方の要点は、踏み面と蹴上げの「露出比率」の変化にあります。
- アオリ構図(下から見上げる):蹴上げ(垂直面)が大きく見え、踏み面(水平面)は極端に薄く圧縮されるか、手前の段に隠れて見えなくなります。迫力と高さを強調できます。
- 俯瞰構図(上から見下ろす):踏み面が広く見え、蹴上げはほとんど隠れます。階段の広がりや落下感を演出するのに適しています。
円筒パースで制するらせん階段の構築
らせん階段書き方は、一見すると難解に見えますが、「円柱」をガイドにすることで論理的に描くことが可能です。
まず芯となる支柱の円柱と、外周の円柱をパースに合わせて描きます。円柱を上から見た正円として8等分または12等分し、それをパース上の楕円へと投影します。支柱の高さを段数分で均等に割り、中心軸から外周の分割点へと放射状に踏み板を扇型に配置していくことで、狂いのない優美ならせん階段が完成します。