ずーしーほっきーの身体は、北斗市を代表する2大名物を大胆に掛け合わせて作られています。背中に背負っている赤と白の鮮やかなネタは、津軽海峡の荒波で育った「ホッキ貝」、そして下半身を構成する白いシャリは、道南生まれの最高峰ブランド米「ふっくりんこ」です。
一見するとただの不気味な生物に見えるものの、細部のディテールには緻密な設定が施されています。 特に注目すべきは以下の特徴です。
・お腹の米粒:ふっくりんこの米粒がびっしりと敷き詰められており、触るとポロポロと取れるギミック(設定)が存在する。
・焦点の合わない瞳:何を考えているのかまったく読み取れない虚無の眼差しが、見る者の不安と好奇心を同時に掻き立てる。
・しなやかな手足:寿司ネタでありながら細長い四肢を持ち、突然俊敏に動き出すギャップを生み出す。
特産品をそのまま擬人化する安直なアプローチを避け、「寿司が自立歩行する」という超現実的なシュールレアリスムへ昇華させたことこそが、デザインの勝因でした。