無洗米に水を注いだ際、水が白く濁るのを見て「本当に洗わなくて大丈夫なのか」「軽く研ぐべきではないか」と不安になる利用者は少なくありません。しかし、全国無洗米協会の公式データによると、この白濁の正体は糠ではなく、製造工程で米の表面に生じた細かなデンプン粉や微細な気泡です。
ここでゴシゴシと普通米のように研いでしまうと、米粒が割れてべたつきの原因になるばかりか、お米本来の旨味成分や水溶性のビタミンB1が水中に流出してしまいます。栄養面・食感面の両方において、強い研ぎ洗いは完全に逆効果です。
ただし、デンプン粉が沈殿したまま炊くと、底が焦げ付きやすくなったり、吹きこぼれの原因になったりすることがあります。最も理想的な扱い方は、「水を注いだ後に軽く底から1〜2回かき混ぜ、濁りが気になる場合はその水をサッと1回だけ捨てて新しい水に張り替える」程度にとどめることです。決して力を入れて研いではいけません。