メディアにおける性的マイノリティの描かれ方を監視・支援する世界的組織GLAAD(中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟)の存在感も増している。かつての映画やドラマに散見された「女性同士の恋愛は最後には悲劇で終わる」という古くさいステレオタイプは影を潜め、公平で尊厳ある表象が求められる時代となった。
この変化は、物語のエンディングや展開の多様化として結実している。ハッピーエンドで締めくくられる爽快なロマンスや、社会的な課題と正面から対峙する骨太な人間ドラマが増えたことは、エンターテインメント産業の成熟を明確に示している。多様性を尊重する姿勢が作品の質的向上に直結しているのだ。