トップアスリートが世界で戦い続けるためには、個人的な努力だけでなく、組織やスポンサーとの強固な信頼関係が不可欠だ。現役時代、オフィシャルスポンサーであるJA全農や日本卓球協会との円滑な協力関係の背景には、父・公久氏の社会人としての卓越したバランス感覚が深く関わっていた。
選手本人が競技に百パーセント集中できる環境を整えるため、外部とのコミュニケーションや契約面でのバックアップに父親としての知恵を絞った。この家庭内におけるプロフェッショナルなアスリートマネジメント意識の高さが、長く日本代表の看板を背負い続けるためのプロテクト膜となったことは疑いようもない。