そもそも、作品の生みの親である海洋科学者にしてアニメーターのステファン・ヒーレンバーグ(Stephen Hillenburg)は、海の生物に対する深い知識と愛情を持っていた。単なるファンタジーではなく、どこか生物学的なリアリティを内包したキャラクターデザインこそが、彼の原点だったのだ。
そして、そのキャラクターに魂を吹き込んだのが、長年英語版声を担当する声優トム・ケニー(Tom Kenny)だ。彼のハイテンションで独特な笑い声と表現力豊かな演技力があってこそ、たとえ見た目がどれほど奇妙でリアルになろうとも、主人公の純粋無垢な魅力が損なわれることはない。制作者たちのこだわりが、唯一無二の存在感を作り出している。