1990年代末から2000年代初頭にかけて、日本の音楽シーンは空前のアイドルブームに沸いていた。実姉である後藤真希が国民的アイドルグループで爆発的な人気を博す中、彼もまた弱冠14歳にして「EE JUMP」のメンバーとして華々しくデビューを飾る。大手レコード会社エイベックスからのリリース作品は瞬く間にチャートを駆け上がり、十代前半の若者が一躍ポップカルチャーの中心に踊り出た。
しかし、スポットライトが照らす光が強ければ強いほど、その陰もまた濃くなる。苛烈な芸能界の喧騒と過密なスケジュール、そして若さゆえの葛藤は、次第に彼の歩みを狂わせていった。絶頂期でのグループ脱退と芸能活動の休止は、当時のエンタメ界に大きな衝撃を与えた。