ウッディの魅力を決定づけたのは、日米双方の卓越した名優たちによる演技力です。原語版を務めたトム・ハンクスは、ウッディのコミカルなパニック演技から哀愁漂う心情吐露までを完璧に表現し、アニメキャラクターに生々しい魂を吹き込みました。多忙なトムが収録スケジュールを確保できない短編やグッズの音声では、実弟のジム・ハンクスが声質を引き継いで担当しているエピソードも有名です。
日本語吹き替え版を担当した俳優の唐沢寿明による好演も、日本のファンにとって代えがたい存在です。唐沢寿明は単なる吹き替えにとどまらず、ウッディが抱く情熱、コミカルな焦燥感、そして仲間を包み込む包容力を見事に体現。所ジョージが演じるバズ・ライトイヤーとの軽快な掛け合いは、日本独自の名コンビとして確立されました。
ウッディが放つセリフには、オモチャとしてのギミックボイスから心震わせる名言まで、多くの記憶に残る言葉があります。
- 「俺のブーツにゃガラガラ蛇!」(背中の紐を引いたときの代表的なトーキングギミック)
- 「あんたは…オモチャだ!」(自分がスペース・レンジャーだと信じ込むバズに対する現実の突きつけ)
- 「オモチャにとって一番大切なのは、子供のそばにいてやることだ」(ウッディの生き様を象徴する信念)
- 「あばよ、相棒」(第3作の別れ際、成長したアンディへ向けた永遠の名セリフ)
- 「無限の彼方へ、さあ行くぞ」(第4作のラスト、バズの決めゼリフを受け継いで口にした旅立ちの誓い)