ヨーロッパ諸国は歴史が古い分、都市ごとの役割分担が明確です。旅行経験者でも即答に迷う、ヨーロッパの首都一覧から選りすぐりの知識を整理します。
スイスの事実上の首都(連邦都市)はチューリッヒやジュネーブではなくベルンです。中世の面影を色濃く残す美しい古都であり、特定の大都市への権力集中を避ける連邦制の思想が色濃く反映されています。また、トルコの首都は歴史的メガシティのイスタンブールではなく、内陸のアナトリア高原に位置するアンカラです。1923年のトルコ共和国建国時、ムスタファ・ケマル・アタテュルクが防衛上の観点と旧オスマン帝国体制からの脱却を象徴するために遷都しました。
さらにオランダは少々特殊な構造を持ちます。憲法上の首都はアムステルダムですが、国会議事堂や最高裁判所、各国大使館などの政治・行政機能はすべてハーグに集中しています。このように「経済・文化の顔」と「政治機能」が意図的に分離されている国はヨーロッパに多く見られます。