大人のおたふく風邪は激痛と重症化の危機!初期症状を症例写真で解説

大人のおたふく風邪は激痛と重症化の危機!初期症状を症例写真で解説

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大人が流行性耳下腺炎にかかった際、最も警戒すべきは全身に及ぶ深刻な合併症である。感染症学の専門家が警鐘を鳴らす通り、ムンプスウイルスは全身の腺組織や神経系に強い親和性を持つ。

思春期以降の男性患者において、約20〜30%の確率で発症するのが「睾丸炎(精巣炎)」だ。耳下腺の腫れが始まってから数日から1週間後、突如として40度近い高熱とともに片側または両側の精巣が拳大ほどに腫れ上がり、激しい痛みを伴う。適切な処置が遅れると、精巣組織が萎縮し、将来的な無精子症や男性不妊症の原因となる恐れがある。女性の場合も数%の割合で卵巣炎を併発し、下腹部痛を引き起こす。

さらに恐ろしい後遺症が「ムンプス難聴」だ。多くは片側の耳に突発的な高度難聴が起こり、めまいや耳鳴りを伴う。現代の医療技術をもってしても回復が極めて困難な不可逆性の難聴であり、日本感染症学会の提言でも早期発見と予防の重要性が強調され続けている。このほか、激しい頭痛や嘔吐を伴う無菌性髄膜炎や、膵炎などの合併症にも厳重な警戒が必要となる。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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