時の流れは、固く閉ざされていた二人の心を少しずつほぐしていった。安達祐実自身も結婚、出産、そして様々な人生の転機を経験する中で、一人の女性として、また母としての苦悩を身をもって知ることになる。母・有里がどれほどの覚悟と孤独を抱えて自分を育て上げたのか。その裏側にあった葛藤に、自然と理解が及ぶようになったのだ。
バラエティ番組での共演をきっかけに、二人の関係は劇的に修復へ向かう。かつての支配・被支配の関係ではなく、お互いの人生を認め合う「自立した大人同士」の距離感。トーク番組で軽妙な掛け合いを見せる姿に、かつての確執を知るファンは目を見張った。過ちも衝突も隠さず受け入れた先にしか生まれない、しなやかな家族の形がそこにはあった。