消火器の中身は毒?吸い込んだ時の危険性と誤噴射の正しい掃除・処分法

消火器の中身は毒?吸い込んだ時の危険性と誤噴射の正しい掃除・処分法

消火器の中身は毒?吸い込んだ時の危険性と誤噴射の正しい掃除・処分法の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

消火器の粉末が噴射された空間に居合わせると、煙のような粉塵が視界を遮り、強い薬品臭を感じることがあります。しかし、主成分のリン酸アンモニウムは毒物や劇物ではなく、基本的に人体への強い毒性はありません。

ただし、毒性がないからといって無害というわけではありません。粉末の粒子はわずか20〜40ミクロンと極めて細かく、シリコンコーティングによる強い乾燥作用を持っています。そのため、吸い込んだり目に入ったりすると、粘膜の水分を奪って強い刺激を与えます。

万が一、粉末を吸い込んだり体に付着したりした場合は、以下の初期対応を行ってください。

① 粉末を吸い込んだ場合:
すぐに噴射場所から離れ、外の新鮮な空気を吸える場所へ移動します。水でしっかりと口をすすぎ、うがいをして喉に残った粉末を吐き出してください。通常は時間の経過とともに落ち着きますが、ぜんそくなどの呼吸器疾患がある方や、咳が止まらない・息苦しさが続く場合は速やかに内科や呼吸器科を受診してください。

② 目に入った場合:
絶対に手で目をこすってはいけません。微粒子で角膜を傷つける恐れがあります。水道の流水で15分以上しっかりと洗い流し、充血や痛みが引かない場合は眼科医の診察を受けてください。

③ 皮膚に付着した場合:
石鹸とぬるま湯で洗い流せば問題ありません。付着したまま放置すると肌荒れの原因になるため、早めの洗浄を心がけましょう。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。