同じ学園グループに属する清風南海中学校・高等学校との比較も興味深いポイントだ。共学校である清風南海がスマートで洗練されたブレザースタイル(女子はセーラー・ブレザー)を採用しているのに対し、天王寺の清風はあくまで硬派な男子校の伝統を貫く詰襟スタイルを守り続けている。
この対比は生徒たちの意識にも色濃く反映されている。清風高校の生徒たちは、異性の目を気にすることなく学業やクラブ活動に没頭できる環境を謳歌しており、着こなしについても「いかに崩すか」ではなく「規律の中でいかにスマートに見せるか」に美意識を見出す傾向が強い。
放課後の上本町界隈で見かける生徒たちの制服姿が常に端正なのは、仲間同士で培われる独特のプライドがあるからこそだ。