山崎ケイの凄みは、時代の変化とともに自身のキャラクターを「ちょうどいい塩梅」でアップデートし続けている点にある。デビュー当時の「ちょうどいいブス」というセルフプロデュースのインパクトから出発しながらも、彼女は常に世の中の女性が抱くリアリティや本音をすくい上げてきた。
結婚や出産といったライフステージの変化を経てもなお、彼女の観察眼は鈍るどころか増している。山添の暴走を優しく微笑みながら受け止め、絶妙なタイミングで切れ味抜群のツッコミを刺す姿は、熟練の職人技とも言える。甘やかすだけでも突放すだけでもない、あの絶妙な距離感こそが、コンビの持つ独自の品格を保ち続けている要因だ。