宝塚ホテル内のレストランは、大別してメインダイニング「ル・マン」、オールデイダイニング「アンサンブル」、そしてラウンジ&バー「サルーテ」の3つがランチ営業の主力を担う。それぞれコンセプトが異なるため、利用目的に応じた選択が満足度を大きく左右する。
地元の食通や観劇リピーターの間で現在もっとも評価が高いのは、オールデイダイニング「アンサンブル」の季節のランチビュッフェだ。約30〜40品目が並ぶラインナップは、洋食・和食・中華・デザートをバランスよく配置し、兵庫県産野菜や瀬戸内の魚介など地元食材を前面に押し出している。公式発表資料によると、2026年度のビュッフェ利用客数は前年比で約12%増加しており、リニューアル後の人気定着が数字にも表れている。
一方、個室需要や記念日利用で根強いのが「ル・マン」のフレンチランチコース。前菜・スープ・魚料理・肉料理・デザートの全5皿で構成され、価格は平日で4,800円〜、休日は6,500円〜が中心。目玉は宝塚ホテル伝統の「ビーフシチュー」を現代風にアレンジした一皿で、開業以来のレシピを継承しつつ、赤ワインとフォンドボーの濃度を時代に合わせて調整しているという。
見逃せないのが、ラウンジ「サルーテ」のアフタヌーンティー。ランチの延長として14時以降に利用する観劇帰りの客層に圧倒的に支持されており、特に「宝塚歌劇団コラボレーションメニュー」は公演期間中すぐに予約が埋まるほどの人気だ。パティシエが手がけるスイーツとセイボリーの構成は、写真映えと味の両立を意識しており、SNS投稿を目的とした若年層の来店も増えている。