一般的な純ココア(ピュアココア)や従来のミルクココアを冷たい牛乳に入れ、スプーンでいくらかき混ぜても、表面に茶色い粉の塊(ダマ)が浮いてしまい溶け残った経験を持つ人は多いはずです。これにはココアバターに含まれる油脂分の物理的性質が関係しています。
純ココアには約20%以上のココアバター(植物性油脂)が含まれており、この油脂は冷たい液体に触れると固まる性質を持っています。そのため、本来は少量の温かいお湯やホットミルクでペースト状に練らなければ、親水性を発揮できません。
対して「牛乳で飲むココア森永」は、粉末の粒子を極めて細かく均一に整えた上で、水になじみやすい成分を微細にコーティングし、粒子同士が隙間を持つ「多孔質構造」に仕上げる特殊な造粒加工が施されています。冷たい牛乳を注いだ瞬間に、毛細管現象のように水分が粉末の内部まで一気に染み込み、スプーンで軽く数回かき混ぜるだけで均一に分散する仕組みです。
ストレスなく仕上げる「ココアダマにならない方法」と溶かし方のコツ
製法上非常に溶けやすい設計になっていますが、注ぎ順や混ぜ方を少し工夫するだけで、さらに滑らかな舌触りを実現できます。
- 「粉が先、牛乳は後」を徹底する:グラスに粉末(大さじ山盛り1杯・約12g)を最初に入れ、冷たい牛乳をまず少量(全体の1/4程度)注いでスプーンの背で軽く押し崩すように混ぜます。ペースト状になったところへ残りの牛乳を注ぎ足すと、底に粉が張り付くのを完全に防げます。
- 氷を入れるタイミングは最後:最初から氷を入れたグラスに粉末を入れると、氷の表面で粉が急冷されて固まる原因になります。氷を入れたい場合は、牛乳と粉末を完全に混ぜ終えた最後に投入するのが鉄則です。