オペラを語る上で欠かせないのが、バビルスの厳格な首席教師であるナベリウス・カルエゴとの先輩後輩関係です。常に威厳を保ち、生徒からも他の教師からも恐れられるカルエゴが、唯一頭を下げて恐れ慄く相手こそがオペラです。
スピンオフ作品『魔入りました!入間くん if Episode of 魔フィア』や本編の回想録でも明かされている通り、学生時代のオペラは学内最強の不良として君臨した「バビルスの番長」でした。後輩であるカルエゴやバラム・シチロウを手足のようにこき使い、カルエゴの神経質な性格を逆手に取ってパシリ扱いしていた過去は、今なおカルエゴにとって最大のトラウマとなっています。
大人になった現在でも、オペラが笑顔で近づくだけでカルエゴが冷や汗を流すシーンは作品屈指のコメディリリーフです。しかし、ただの上下関係にとどまらず、カルエゴの資質を誰よりも早く見抜き、教育者としての厳格さを叩き込んだのはオペラ自身でもあり、根底には奇妙で強固な信頼関係が存在しています。