外資系コンサルティングファームの報告書や国際ジャーナルに掲載される論文の分析データによると、「in this way」と「thus」の混同が査読者やネイティブ校閲者から最も指摘を受けやすいポイントの一つであることが分かっています。
ビジネスメールやプレゼンテーションでは、業務フローの改善や施策を説明した後に「In this way, we can reduce operational costs by 15%.(このようにして、運用コストを15%削減できます)」と続けるのが自然です。聞き手に対して「前述の具体的アプローチ」を想起させるフックとして理想的な役割を果たします。
しかし、厳密な因果関係が求められる学術論文(Academic Writing)では、単に手段を指す「in this way」よりも、論理的導出を示す「thus」や「thereby + 現在分詞(-ing)」への言い換えが好まれる傾向にあります。学術ライティング指導者の間でも、「手段」を言いたいのか「結果・論理の帰結」を言いたいのかによって、安易なin this wayの連発を避けるよう指導されるケースが定着しています。