着せ替えメーカーの多くは無料で提供されているが、そこには運営側の持続可能性という隠れた課題がある。Picrewはクリエイターが無償で素材を提供するモデルのため、人気クリエイターが「疲れた」「規約違反が多すぎる」と公開を停止する事例が後を絶たない。実際、2026年から2026年にかけて、複数の著名クリエイターが相次いでメーカーを非公開にしたことが、SNS上で惜しむ声とともに話題となった。
第二の盲点は、出力画像の解像度と画質だ。多くの着せ替えメーカーはSNSアイコン向けの低〜中解像度で出力され、印刷物や大判用途には耐えられない。ユーザーが「アイコン用に作った画像をそのまま同人誌の表紙に使ったら、印刷所で粗さを指摘された」という報告もあり、用途に応じた画質確認が必要になる。
第三に、着せ替えメーカーで作成したキャラクターの「同一性」をめぐる問題がある。同じメーカーの同じパーツを使えば、誰でも酷似したキャラクターを作れてしまうため、オリジナルキャラクターとしての独自性を主張しにくい。VTuberのアバターや企業のマスコットキャラクターに流用する場合、権利関係の曖昧さが後々のトラブルにつながるリスクを、専門家は指摘している。