多くの読者が最も注目した「五条悟と両面宿儺はどちらが強いのか」という問いに対し、新宿決戦を通じてひとつの明確な答えが示されました。結果として勝利したのは両面宿儺ですが、その実力差は紙一重であり、勝敗を分けたのは術式の出力差ではなく「戦術的適応力」と「呪術の本質に対する理解の深さ」でした。
五条悟の「無下限呪術」と「六眼」の組み合わせは、基礎スペックにおいて作中無比の完成度を誇ります。空間を支配する「蒼」、斥力を放つ「赫」、そして二つを掛け合わせた特級の質量弾「虚式『茈』」。さらに脳に無制限の情報を流し込み廃人化させる領域展開「無量空処」は、直撃すれば宿儺であっても即座に敗北する絶対的な必殺性を有していました。
これに対し、宿儺は伏黒恵の肉体を奪うことで手に入れた「十種影法術」の式神・八握剣異戒神将魔虚羅(まこら)を巧みに利用しました。五条の不可侵バリアを突破するため、魔虚羅を盾にして無下限呪術の適応プロセスを完遂。魔虚羅が導き出した「対象ではなく空間そのものを切断する術式拡張」を手本とし、自らの「解(カイ)」を進化させた「世界を断つ斬撃」を放つことで五条を両断しました。
純粋な術師としての呪力総量は宿儺が五条の2倍以上とされ、結界を閉じない開放型領域「伏魔御廚子」の汎用性も含め、僅差で宿儺が単独最強の座を掴み取った形です。しかし、十種影法術を用いない平安時代の受肉体状態と五条が戦っていた場合、結果はどう転んでいたか分からないという議論が今なおファンの間で白熱しています。