トイプードルは毛色によって気質に一定の傾向が見られます。トイプードル白の性格は、愛犬家やドッグトレーナーの間で「最もプードルの基本形に近い優等生タイプ」と評されるケースが目立ちます。
ジャパンケネルクラブ(JKC)の系統史でも明らかな通り、プードルの祖先は水辺の猟犬として活躍した白や黒の単色個体です。そのため、ホワイトは飼い主に対する忠誠心が極めて高く、物覚えが非常に早いという抜群の学習能力を備えています。家族に対しては甘えん坊で穏やかですが、初対面の人や犬に対しては一歩引いて観察するような、やや慎重で繊細な一面を見せることもあります。
また、子犬期から成犬期にかけて起こるホワイトトイプードルの毛色変化にも特徴があります。生まれた直後は淡いクリーム色や耳の先・背中にベージュが混ざった「ミスカラー」に見える個体でも、生後半年から2年ほどかけて徐々に透明感のある純白へと退色・完成していくケースが一般的です。加齢とともに毛質が柔らかくなり、退色ではなく「色素沈着の減少」によってさらに白さが増す個体も多く見られます。
抜け毛に関しては、トイプードル特有のシングルコート構造のため季節の換毛期にごっそり毛が抜ける心配はありません。ただし、白トイプードルの抜け毛ケアでは、抜けた毛がカールした被毛の中に留まりやすいため、放置すると数日で頑固な毛玉へと変化します。白い被毛は毛玉になると毛先がフェルト化して汚れを吸着しやすくなるため、毎日のピンブラシやスリッカーによるブラッシングが欠かせません。