衣類以外にも、作業中の予期せぬ飛散で手や家具、道具が汚れてしまうケースは後を絶ちません。それぞれの材質特性に合わせた最適な処置法を解説します。
1. 手についた絵の具が落ちないときの対処法
手や指紋のシワに入り込んだアクリル絵の具は、石鹸でゴシゴシ洗っても簡単には落ちません。そこで有効なのが食用オリーブオイルやクレンジングオイルです。油分を皮膚に塗り込んで数十秒マッサージすると、油膜が皮膚と乾燥樹脂の間に入り込み、ペリペリと浮き上がってきます。その後、ぬるま湯と普通の石鹸で洗い流せば、肌を痛めることなくすっきりと落とせます。
2. 机やフローリングについて固まった場合の落とし方
最もやってはいけない失敗が「除光液やシンナーで一気に拭き取る」ことです。床やテーブル表面のウレタン塗装やワックスが溶け出し、白く濁った修復不能な跡が残ってしまいます。
安全に落とすには、薄めた台所用中性洗剤を含ませたキッチンペーパーを固まった絵の具の上に置き、5分ほどパックして水分でふやかします。その後、プラスチック製カードの角や爪先で優しく削り落とし、最後に水拭きしてください。
3. パレットのアクリル絵の具を綺麗にリセットする方法
プラスチック製パレットで絵の具がカチカチになった場合、実は「完全に乾かしきってから端を爪でめくるとシールのように剥がれる」という性質があります。それでもこびりついて取れない細かい色素残りは、消毒用エタノールを吹きかけてキッチンペーパーとラップで密閉パックし、15分放置した後に拭き取ると新品同様のツヤが蘇ります。