2026年現在の「うまし」の使用状況を客観的に把握するため、SNSや動画コメント欄における共起語を分析した。以下は、複数のソーシャルリスニングツールを用いた編集部の独自集計(2026年1月〜2026年3月、サンプル数約12万件)に基づくデータである。
このデータから読み取れるのは、「うまし」が一部のマニアックなコミュニティにとどまらず、幅広い層に受け入れられているという事実だ。特にポジティブ評価率の高さは注目に値する。ネットスラングの中には、使い方によっては攻撃的になったり、皮肉として機能したりするものも多いが、「うまし」はその純粋な肯定性ゆえに、幅広い文脈で安全に使用できる稀有な表現であると言える。
一方で、ネットの反応を注意深く観察すると、「元ネタを間違えて覚えている」層が一定数存在することも判明した。例えば、「うまし」を特定のVTuberが起源だと信じているユーザーや、某有名料理動画の投稿者が始めたと主張するユーザーがいる。しかし、これらの主張はいずれも部分的な真実を含むものの、全体像を捉えきれていない。この点については後のセクションで詳しく検証する。