テレビで見せるヘタレなキャラクターとは裏腹に、落語の舞台に立つ月亭方正の表情は真剣そのものだ。2008年に月亭八方に入門し、本格的に落語家としての道を歩み始めてから、彼の生活の中心は徐々に寄席へとシフトしていった。バラエティタレントとしての「山崎邦正」を愛する視聴者にとっては寂しい限りだが、彼にとって落語は一時のブームではなく、生涯をかけるに値する「本業」となったのだ。
近年、彼の独演会はチケットが即完売するほどの人気を誇る。テレビの仕事をセーブしてでも落語に時間を割く彼の姿勢が、「テレビ界からの引退」という噂を加速させたのは間違いない。