今でこそ理想的な伴侶を得た七之助さんですが、過去を振り返れば、その華やかな私生活は常に週刊誌の格好の標的となってきました。歌舞伎界随一の美男子として浮名を流した中村七之助の歴代彼女に関する話題は、昭和・平成・令和の芸能史を賑わせたトピックの一つです。
特に世間の注目を一身に集めたのが、2015年初頭に報じられたトリンドル玲奈との熱愛の真相をめぐる騒動でした。一部スポーツ紙によって真剣交際が派手に報じられたものの、直後の取材に対して七之助さん側は「友人の一人」と爽やかに報道を否定。歌舞伎観劇を通じての交流はあったものの、結婚を前提とした深い関係にまでは至らなかったのが実情でした。伝統の世界に身を置く役者と、第一線で活躍するハーフ系トップモデルという異色の組み合わせは、ワイドショーを大きく沸かせました。
また、これ以外にも都内の飲食店や会員制バーで親しげに過ごす一般女性との交際報道が幾度となくフライデーや女性セブンなどの週刊誌を賑わせました。エステティシャンやアパレル関係者など、常にセンスの際立つ美女との密会がキャッチされながらも、決定的なゴールインには至りませんでした。その背景には、長年にわたり歌舞伎関係者の間で囁かれていた「京都に通い詰める特別な女性がいる」という証言、すなわち京都の芸妓との目撃情報が常に水面下に存在していた点が挙げられます。浮名は流せど、心の奥底では芸の道を深く理解し合える特別な存在を求め続けていたことが窺えます。